ピコパールとは
世界の真珠の現況
日本の真珠が危ない?
日本人に古くから愛され親しまれて来た真珠、1900年代日本で御木本幸吉翁によって、真円真珠の養殖技術が開発され、量産が可能となり産業化、市場化が進み“真珠と言えば日本”“真珠と言えばアコヤ真珠”と言われる程、その色合い、光沢、巻きなどの品質と共に、世界に日本ブランドとしてゆるぎない地位を保ってきました。
しかし今、その日本ブランドに暗雲が立ち込めて来たのをご存知ですか・・・?世界的に広がる環境汚染による海水の変化と養殖が産業化された事から世界各国で養殖技術の開発が進み、日本のその地位が他国に変わられつつ有るのです。
さらに原因不明の母貝の死滅によって、その生産量も最盛期の20%【最盛期75tが07年度は17t~18t】まで落ち込み、真珠の光沢の源である真珠層の巻きは薄く世界最高品質の真珠産出国としての地位がなくなりかけているのです。これらの事から・・真珠の世界地図が塗り替えられつつある大変深刻な現状なのです。
天使の雫(ピコパール)の誕生
このような現状の中で、注目を浴びているのが淡水真珠(湖水真珠)ピコパールです。
この真珠は、湖(真水)で養殖されているという意味では淡水真珠に分類されますが、カラス貝やシワ貝を母貝として養殖されていた従来の淡水真珠は、細長く・シワが特徴的であるのに対し、この湖水真珠はヒレ池蝶貝を母貝とし、無核でありながら、大きなものでは10㍉を超えるものもある大変質の高いものです。

私どもは、この湖水真珠の中でも真珠の5大要素である、巻き、大きさ、色、形、光沢と硬さが、当社の基準をクリアしたものだけを『ピコパール』と名付け、全国に販売しています。

湖水真珠には従来の真珠の5大要素である
巻き・大きさ・色・形・光沢の他に
硬さ(+1要素)が加わります。
天使の雫(ピコパール)の輝きの秘密
13,000分の1の奇跡
Royal Pico Royal Pico
淡水真珠(湖水真珠)ピコパールの基準をクリア―する真珠は、約13,000粒に1個しか有りません。
その中でも、
「メタリックカラーである」
「無傷である」
「大きいものである」
「形が美しいものである」といった条件を全て満たしたものだけに【ロイヤルピコ】のブランドが与えられています。
【ロイヤルピコ】80,000分の1。奇跡の真珠です。
天使の雫(ピコパール)の特徴
湖水真珠は母貝の両面に20個~30個のピース(外套膜の肉片)を挿入し養殖されるます。
湖水真珠は母貝の両面に20個~30個の
ピース(外套膜の肉片)を挿入し養殖されるます。
淡水真珠(湖水真珠)ピコパールは無核養殖のため(母貝の不定形な肉片をピースにします)上の写真ように、様々な形に成長します。
淡水真珠(湖水真珠)ピコパールは無核養殖のため
(母貝の不定形な肉片をピースにします)
上の写真ように、様々な形に成長します。
殆どがエッグ形やバロック形で
ラウンド型(真円珠)に成長するものは希少なのです。
湖水真珠
湖水真珠
あこや真珠
あこや真珠
左の写真のように、従来のあこや真珠は貝殻やプラスチックの真円核を用いた有核養殖で生産されています。
真円核の周りに真珠層が成長してゆく為、真円珠を容易に生産することが出来ます。
ただし、写真のように真珠層が薄く(2.5mm程度)なってしまいます。

淡水真珠(湖水真珠)ピコパールは無核養殖で生産されます。
無核養殖とは、母貝の外套膜の肉片をピースにする養殖法です。真珠の成長に伴い肉片は腐って抜け落ち、その場所が空洞になる為、無核と養殖呼ばれています。
真珠層は1年で約1ミリ~1.2ミリ成長し、左の写真のように真珠層の成長の度合いは年輪のようになり、空洞部分以外100%真珠層の真珠になります。
この真珠層の厚みが天使の雫と呼ばれるピコパールに美しい光沢と輝きを与えています。
また、この厚い真珠層は、従来の真珠と比較して約2.5倍の硬度をピコパールに与えています。